新入社員研修で使えるグループワークのお題7選と準備&実施のポイントを解説

更新:2024/09/09

作成:2021/01/08

高嶋 阿由里

高嶋 阿由里

株式会社ジェイック

新入社員研修で使えるグループワークのお題7選と準備&実施のポイントを解説

新入社員研修にグループワークを取り入れることはおすすめです。グループワークには、研修を受ける新入社員だけでなく、人事担当者側にも多くのメリットがあります。記事では、新人研修にグループワークを取り入れる効果や準備と実施のポイント、効果的なテーマ設定等を詳しく解説していきます。

<目次>

新入社員研修で効果的な「グループワーク」とは?

グループワークは、テーマ(お題)に対してチームで取り組み、チーム内での議論や検討、意思決定、発表等をおこなっていく研修手法の総称です。グループワークは、個人のトレーニングやパターン発見に繋がるだけでなく、集団の問題発見や効果的な対処に繋がる効果もあります。

 

 

グループワークの種類

グループワークには、以下のように多くの種類があります。種類を知っておくと、それだけでも、グループワークを研修に取り入れやすくなるでしょう。

 

・自由討論型

その名の通り、提示されたお題をチームで自由にディスカッションするタイプです。結論の質よりも、相手の意見を否定せずに活発な議論をすることに重きをおきます。各個人の参画姿勢やコミュニケーションスタイル等が見て取れます。

 

・課題解決型

与えられたお題に対して、解決方法を考えるタイプです。自由討論型との大きな違いは、課題解決型は明確な結論を求める点です。時間制限がある中で、チームとしての結論を意思決定するためには、論理的思考力や問題解決能力が必要ですし、自由討論型よりもレベルの高いコミュニケーション力やリーダーシップが求められます。

 

自由討論型よりも、より仕事の現実に即した状況での、個人の参画姿勢が見て取れますし、集団の問題点が分かります。

・チーム対抗のディベート型

賛否のわかれるお題を、チーム同士で議論するグループワークです。例えば、「フレックス制の導入に賛成できるか?」というお題が出た場合、最初に賛成か反対を選んだうえで、ロジカルな主張を通して建設的な議論を進めていきます。

 

・ケーススタディ型

現実に即した状況設定、また実際に起こったケース等を基にして、対応方法を話し合ったり、意思決定をしていったり、ときにはディベートするようなグループワークです。単なる座学ではなく、現実に近い状況を扱うことで実践的な学びを作れることが特徴です。

 

例えば、接客業の新人研修でケーススタディをおこなう場合、実際に生じやすいトラブルやクレーム等をお題にすると、配属前に現場の仕事をイメージできます。また、経営幹部層やMBA等における、正解のない意思決定のトレーニングでよく用いられます。

 

・ゲーム型

紙やカード、すごろく等を使って、以下のようなことを学ぶグループワークです。ゲームを通じて体感することで、

  • チームワークの構築
  • 営業や経営の疑似体験
  • 合意形成

等を学びます。ゲーム型のグループワークは「体感しながら学ぶことで記憶の定着率を高める」「普段の考え方や行動が反映されやすい(振り返ることで学びが得られる)」という特徴があります。

グループワークの効果と身に付くスキル

研修の受講者が能動的に参加するグループワーク

グループワークは、研修の受講者が能動的に参加し、またグループ内でのコミュニケーションをおこなうため、多くの効果が期待できます。

 

 

グループワークで身に付くスキル

時間制限のある中で、コミュニケーションを取りながら1つのテーマに取り組むグループワークは、実際の仕事にも近い部分もあり、実践的な多くの力が身に付きます。

 

グループワークで身に付く力は、経済産業省も提唱する「社会人基礎力」の要素で考えると分かりやすいでしょう。

 

  • 前に踏み出す力(アクション):主体性、実行力、働きかける力
  • 考え抜く力(シンキング): 課題発見力、創造力、計画力
  • チームで働く力(チームワーク):発信力、傾聴力、情報把握力、柔軟性

 

グループワークには社会人基礎力の定義である、「職場で多様な人々と仕事をしていくために必要な力」の多くを身に付けられる利点があります。

 

また、グループワークのテーマや設計によって、コミュニケーション力にウェイトをおいたり、プレゼンテーション力を鍛えたり、時間を効率的に使って作業する能力等も高めることができるでしょう。

グループワークの効果

上記のようなスキルが身に付くグループワークは、通常の座学とは異なるさまざまな効果が期待できます。

学習の主体化と活性化
グループワークは、必然的に受講者参画型となることから、受け身になりやすい座学の中で、学ぶことを新人自らの活動として主体化できます。また、メンバー同士のやりとりによって学習を活性化できることもグループワークの大きな魅力です。

 

受講者の経験や背景の共有
ディスカッションや各自の意見を通じて、参加メンバーがそれぞれの意見の背景や経験を共有できます。また、課題の解決に向けて協力し合うことによる一体感も生じやすいです。新入社員研修で実施する場合には、新人社員間の相互理解を深め、絆を強くする効果が期待できます。

 

グループダイナミクスの利用
グループワークによるコミュニケーションからは個人で考えたり、取り組んだりする以上の成果が生み出されます。これは、集団力学(グループダイナミクス)と呼ばれるものであり、自分たちの働き方や課題解決、新入社員としての立ち居振る舞い等、テーマ設定をうまく工夫することで、大きな教育効果が見込めます。

 

他にも「時間制限」と「お題」、「振り返り」等をうまく設定することで、実際の仕事に生かせるさまざまな学びや効果が生み出せるでしょう。

人事にとってグループワークの意味と価値

グループワークは、研修をおこなう人事担当者にとっては以下のような意味や価値があるでしょう。

 

 

新入社員のより実態に近い評価

グループワークをおこなう最大の利点は、ディスカッション等に取り組む光景を見て、面接や面談とは異なる視点で評価ができることです。取り組み姿勢や発言、周囲とのコミュニケーションの取り方、グループ内での役割等、本人の「素」に近い姿が見えます。だからこそ、新卒の採用面接等でグループワークを一次選考として導入する企業も多くあるわけです。

 

とくに実際の職場と同じように、グループとして向かうべきゴールと時間制限がある中で、「集団の中でどう振る舞うか?」は、グループワーク以外ではなかなか見抜くことができない部分です。指導ポイントのチューニング、本人へのフィードバック、配属先の検討等において、大きな価値があります。

早期戦力化

新入社員をより早く戦力化するうえでも、グループワークは非常に役立ちます。アメリカ国立訓練研究所によって導き出された「手法別の学習定着率」を示したラーニングピラミッドは、人事の方にはよく知られた概念だと思います。

 

ラーニングピラミッドで知られている通り、学習定着率を上げるためには、座学よりもグループディスカッションや、学んだことを実際にやってみる体験や演習のほうが遥かに有効です。また、主体性や能動性が必要となる手法であればあるほど、定着率が高まりやすいことも判明しています。グループワークは、学習定着率のうえでも高い効果を見込める手法です。

 

ただし、体系的な知識の習得には、やはり講師の話に耳を傾ける座学のほうが適しています。従って、新入社員の早期戦略化を目指す際には、座学で体系的なインプットをおこなったうえで、実践して身に付ける場としてグループワークを取り入れることをおすすめします。

 

 

楽しみの要素

グループワーク内で意見を交わすことや、ゲームをするといったことは、座学中心の新人研修に楽しみやリフレッシュになります。覚えることがたくさんある職種の場合、座学研修が終日おこなわれることもあります。

 

人の集中力が続く時間を考えると、「場の転換」が非常に重要です。座学の中に、うまくグループワークを入れることで、研修全体にメリハリが生まれることでしょう。

 

 

オンラインでも実施可能

グループワークは、制作系のものを除けばオンライン上でも実践可能です。新型コロナウイルスの影響によって対面での研修が実践しづらい場合は、オンライン上でのグループワークも積極的に取り入れてみましょう。

 

なお、オンライン上のグループワークをスムーズに進めるポイントは、ファシリテーターと議事録係、タイムキーパー等の役割分担を初めに決めることです。これは対面でも効果的なグループワークをするためのポイントですが、オンライン上では、ファシリテーターがいないと、とくに生産性が落ちる傾向があります。

 

従って、初めに役割分担を決めてからスタートする、グループワークが始まった最初に役割分担を決めるように指示する等が必要です。

新入社員研修のグループワークでよく使われるお題やテーマを解説

新入社員研修時のグループワークとグループワークのお題やテーマ

新人研修で多く使われるお題には、以下のようなものがあります。研修に取り入れる参考になれば幸いです。

 

 

自由討論形式、ケーススタディ型でよく用いられるお題

  • 10年後に業界はどのように変化するか?
  • 商品Aの売上を伸ばすためにどのようにすれば良いか?
  • 新規事業、新規サービスの立案
  • 新入社員がいち早く活躍するためには、どんな努力が必要か?
  • 自社商品(サービス)の強みは何か?
  • 自社の商品(サービス)を顧客に提案するために何をヒアリングする必要があるか?

 

いずれも正解がないテーマです。だからこそ、自分なりに「事実」を基に考察するロジカルシンキング、周囲の意見を聞く傾聴力や意見を取り入れる柔軟性、また時間内で結論をまとめていくリーダーシップや状況把握力も必要です。

 

グループワークでどんな学びを作りたいかによって、適切なお題は変わります。未来を考えるようなもの、ケーススタディに近いもの、自分たちの行動に直結するもの等、いくつかの方向性の中から、目的に応じてお題を設定しましょう。

選択型形式でよく用いられるお題

  • どの応募者を採用するか?
  • リモートワーク制度を導入すべきか否か?
  • 次の支社を出すべき都道府県はどこが最適か?

グループワークのお題は、明確な正解が存在しないもののほうが盛り上がる、学びに繋がる傾向があります。また、新入社員が考えた結果を踏まえて、人事や講師より、自社で大切にして欲しい基準、いわば“自社での優先順位”を伝えることも、学習定着率を高める効果があります。

 

選択型形式のグループワークは、意見の伝え方、「伝える」と「伝わる」の違い、価値観や固定観念の存在への気づき、また、相手の意見に耳を傾ける傾聴力、意見の違いを受け入れる柔軟性等の学びが得られるでしょう。

 

また、選択型形式のお題は、選択肢が複数存在するからこそ、自由討論型のお題以上に、選択や優先順位の「意思決定」がフォーカスされます。「チームの意思決定をどのようにおこなえばいいのか」に関して、現実に近い実践と気づきを生み出すことが可能です。

 

 

ゲーム型・作業型でよく用いられるお題

・NASAゲーム

マシントラブルによって母船から離れた場所に不時着した宇宙船の船員になったつもりで、重要度に応じて物品の順位づけをするゲームです。全員の生存や通信手段等を、チーム内で合意が得られるまで、じっくり話し合いをしていきます。近年では、オンラインのNASAゲームも登場しています。

 

・ペーパータワー

20~30枚の紙を使ってタワーを作り、その高さをチーム間で競うというものです。ビジネス向けのペーパータワーでは、紙を「お金」、タワーの高さを「売上」に見立てて会社経営の疑似体験をおこないます。

このゲームには、メンバーが目標達成に向かって作業に取り組むチームビルディングを学べる特徴があります。ペーパータワーと同じグループワークでマシュマロチャレンジ等も有名です。

 

 

ゲーム型や作業型のグループワークは、「参加者が没頭できる」点が魅力です。従って、より参加者の素や行動パターンが浮き彫りになりやすいのが特徴です。そのうえで、ゲーム中の行動を振り返ることで、納得感のある学びや深い気づきが得られます。

 

例えば、NASAゲームは、選択型形式のグループワークです。

 

NASAゲームをやってから、ゲーム中での自分たちの行動を振り返る。そのうえで、「組織での意思決定において重要なこと」というテーマで自由討論型のグループワークを実施して、参加姿勢や意思決定の仕方についてレクチャーをする。

 

といった形で、振り返りのワークや、他のグループワーク、レクチャーと組み合わせるのがゲーム型のグループワークをうまく活用するポイントです。

新入社員のグループワークを効果的にするポイント【事前準備】

新人研修でグループワークを効果的に進めるには、以下のポイントを確認して事前準備すると良いでしょう。

 

 

グループワークの目的を明確に定める

グループワークをおこなうときには、まず実施の目的を明確にすることが重要です。どんな学びや気づきを得るためにグループワークをおこなうかということです。

 

新人研修のグループワークにおいて、結果への評価はあまり重要ではないでしょう。学びや気づきの目的に応じて、グループワーク中におこなったプロセスについて何を記録しておくか、どんなフィードバックをするか、どんなレクチャーをするか、しっかりと定めておきましょう。

必要な資料や道具の準備

ディスカッション内容を最後に発表する場合、会場や研修資料の他に、下記のような備品や道具が必要となるでしょう。

  • 模造紙
  • 付箋紙
  • ホワイトボード
  • カラーペン

また、選択型やケーススタディをやるのであれば、選択肢やケースの準備も重要です。最近では、グループワークのケースについて、ネット上で公開されているものも多くありますので、参考にしても良いかもしれません。

新入社員のグループワークを効果的にするポイント【研修企画編】

グループワークを有意義なものにするためには、新入社員の特徴を理解したうえで企画することが肝となります。

 

新入社員の興味を惹かない企画の場合、グループワーク参加へのモチベーションが欠けてしまうことも少なくないです。

 

先ほど紹介した、グループワークの『型』を活用するのと同時に、『内容やテーマ』が新入社員にとって面白いものであることが重要です。

 

HRドクターを運営する株式会社ジェイックでは、新人研修サービスを提供しています。

 

本章では、新入社員800名にとったアンケート結果、その直近3年分の推移も比較しながら、新入社員の特徴を見ていきましょう。

 

新入社員が育ってきた時代背景を知る

下記は、24卒(大学をストレートで卒業し、社会人になった人)が生まれ育った時代背景です。

z世代が育った社会背景

彼らが小学校時代には、すでに携帯電話が普及されており、X(旧Twitter)やLINEなどのSNSサービスは提供開始されていました。

 

また、新型コロナウィルスの拡大による緊急事態宣言は、彼らが大学1年生の時に発現されていて、オンラインで授業・オンラインで就活を経験しています。

 

著者である私自身、様々な世代の新入社員研修の講師を担当してきましたが、全体的に、24卒の特徴としては、SNSを通して様々な情報に触れており、情報収集能力には長けている世代でしょう。

 

また、従来の新入社員と比較して、24卒は他者の多様な価値観を尊重する方が多く、同様に自分の個性も大切にしていきたい・して欲しいという方が増えています。

 

新入社員が思い描くキャリアの傾向を知る

次に、24卒の新入社員が理想とするキャリアを見てみましょう。

 

24卒の新入社員が理想とするキャリア

  • 自分の能力を高める、成長する
  • いまの会社で出世して、年収を上げる
  • ワークライフバランスを確立する

といった従来と変わらず、王道の回答が多く見られます。

 

一方で、アンケート結果を24卒が生まれ育った時代背景とリンクさせて紐解くと、自己成長は10~20年前で使われていた「ポジティブ」といった意味合いでなく、「危機感」から自己成長したいと考える新人や若手が増加しています。

 

上記の理由としては、終身雇用と年功序列が崩れ、AIが台頭している中で、「成長しないと通用しなくなるのではないか、生きていけないのではないか」とキャリアに大した漠然とした不安を感じていることが理由です。

 

グループワークを企画する際は、本章で紹介した新入社員の特徴なども参考にテーマ設定いただくと良いかもしれません。

新入社員のグループワークを効果的にするポイント【進行編】

新入社員のグループワークの効果を最大化するには、進行時、以下の点に注意しておくと良いでしょう。

 

 

無駄な時間が生じないように注意する

新入社員を対象とした場合、役割決め、議論のフレームワーク、テーマの解釈、時間配分等で、グループワークの時間を使ってしまうことがあります。グループワークの目的によりますが、中身のある議論をするためには、上記のような部分はある程度事前にレクチャー、指定してしまうことも有効です。

 

また、チームによって話し合いの進み具合が異なる場合、一部のグループに無駄な時間が生じることがあります。ワークへの飽き、モチベーション低下にも繋がってしまうことがありますので、人事や講師が全体のファシリテーターとして、最低限の時間配分をコーディネートしてあげることで、改善することも可能でしょう。

 

「各自の思考時間」「意見の共有」「議論」「収束と意思決定」、「発表の準備」等で、進行を細分化して、タイムマネジメントをおこなうことで、グループ間の進行に差を生じさせないやり方です。また、話し合いに停滞や混乱が生じたチームがある場合は、場の空気を読んだうえでヒントを与える等のサポートをしてあげることも1つのやり方です。

グループメンバー全員が参加できるよう工夫する

これもグループワークの目的によりますが、基本的にはグループワークは全員参加で進めることで効果が高まります。従って、すべてのメンバーが参加できるようにグループ分けをおこないましょう。

 

議論やディスカッション、実のある意思決定をするためには1グループ4~5人ぐらいの規模が最適です。なお、ワーク時間が30分等といった短い場合にはもう少し人数を絞っても良いでしょう。声で意見を発表するのではなく、付箋等を使って、全員で一斉にアイディア・意見出しをしたりすることも全員参加型にする工夫として考えられます。

 

なお、事前にグループ分けをする場合には各グループの進行に差が出過ぎないように、リーダーシップを取れるメンバーをある程度散らばらせる等、メンバー構成に偏りが出過ぎないようにすることも大切です。

 

 

フィードバックの準備をする

グループワークのフィードバックをするときには、事実に基づくことが重要です。ワークの振り返りをしたり、ワークに基づいてレクチャーをしたりする場合にも、事実に基づいたうえで、コメント・指導すると非常に納得感があります。

 

従って、進行役は、なるべくグループワークを観察し、逐語録に近いイメージで、グループワーク進行のポイントになった瞬間やフィードバック・レクチャーしたい内容を書き留めておくことをおすすめします。下記のようなイメージです。

 

  • 「A班は始めの10分でこういうことをしたよね」
  • 「B班で○○さんは○○という進行をしたよね」
  • 「C班は15~27分まで○○に時間を使っていて意思決定ができなかったね」

 

受講者人数の関係で1人では見きれない、ファシリテーターと記録という2つの役割をこなせないときには、グループワークの進行を記録する人を増やす等の調整をすることも検討しましょう。

 

研修目的にもよりますが、自分たちの取り組み方や進め方を振り返り、内省させる、気づきを起こさせる場合には、「事実に基づくフィードバック」は非常に重要であり、効果的です。

まとめ

グループワークは、全員参画型のプログラムとなるため、参加者の意欲や主体性を引き出す効果があります。また、自分たちでディスカッションしたり、体感したりするため、学習効果も非常に高くなります。また、新入社員研修でグループワークを実施する場合には、チームワークや同期の絆を深める効果もあるでしょう。

 

グループワークの効果を高めるには、研修目的に応じた適切なお題の設定、事前準備や適切なフィードバックが必要となります。グループワークをおこなう場合は、ぜひ記事で紹介したポイントを参考に、効果性の高いグループワークを実施してください。

著者情報

高嶋 阿由里

株式会社ジェイック

高嶋 阿由里

明治学院大学卒業後、精密機器メーカーに勤務。新規事業をPJとして立ち上げから収益化までを行い、事業部にまで発展させる。その後、住生活関連のベンチャー企業に入社し、人事として社長直下で働いた後、ジェイックに入社。ジェイックでは、講師として受講者に寄り添い、現場でチームメンバーと協働して動ける「自立型人材」を育てる研修に特徴がある。

保有資格

「7つの習慣®」担当インストラクター、アンガーマネジメントファシリテーター、EQPI®トレーナー等

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