20代求職者が「新人研修に望むこと」を調査 6割超が「1年に2回以上」の実施希望、キャリア形成の学びに関心が集まる

更新:2025/01/10

作成:2025/01/10

HRドクターを運営する株式会社ジェイックは、フリーター・既卒・第二新卒向けの就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ®」に登録する20代の求職者に対して実施した「新人研修に望むこと」に関するアンケート結果を発表します。(回答者133名、調査日2024年9月11日~11月3日)

 

<目次>

入社後1年以内に希望する研修の実施回数:6割超が「入社後1年以内に2回以上」の実施を希望

「入社後1年以内に希望する研修の実施回数について、最もあてはまるものを選択してください」と質問したところ、「1回(入社後すぐに集中して行う)」が36.1%、「2回(入社後すぐと、数ヶ月後に追加で行う)」が35.3%、「3回(入社後すぐ、中間時点、1年経過時に行う)」が16.6%、「4回以上(定期的に行う)」が12.0%となりました。「1回(入社後すぐに集中して行う)」が最も多く選ばれた一方で、6割以上の方が複数回の実施を希望していることがわかりました。

 

 

業務に必要な技術や知識の習得以外に新人研修で学びたいプログラム:1位「将来のライフプランやキャリア形成の考え方」(58.6%)

「ビジネスマナーや、業務に必要な技術や知識の習得以外で、新人研修で学びたいプログラムを2つ選択してください」と質問したところ、「将来のライフプランやキャリア形成の考え方」が58.6%、「上司・同僚との良好な関係づくり」が49.6%、「自社の評価制度(昇給・昇格等)」が35.3%、「ストレスをコントロールする方法」が31.6%、「貯蓄や資産形成などのマネースキル」が23.3%、「その他」が0%となりました。

 

 

調査結果へのコメント

今回の調査結果について、当社執行役員の東宮は、次のように述べています。

 

「新入社員を育成する上で、多くの企業では配属前に研修を含む初期教育を実施しています。今回の調査では、新人研修について、20代求職者の6割以上が1年に2回以上の研修実施を希望していることがわかり、継続的な学びの場へのニーズの高さが見受けられました。

 

新入社員の成長を支援するためには、入社直後の基礎的な研修だけでなく、入社後1年をかけて新入社員が課題に直面しやすい時期ごとにフォローアップの研修を提供することが有効です。例えば、配属後数か月が経過した時点は上司や先輩、顧客との人間関係によるストレスや課題が生じやすいタイミングなので『コミュニケーションスキル』に関する研修を取り入れる、1年目の終盤では、2年目にエンゲージメントが高い状態で接続させるためのキャリア研修を取り入れる等があげられます。

 

継続的に研修を行うことで、同期との交流も保つことができ、モチベーションも向上して離職防止につながる効果も期待できるでしょう。

 

また、新人研修で学びたいプログラムとして、過半数が『将来のライフプランやキャリア形成の考え方』を選択しています。昨今、『キャリア自律』という言葉でも表現される通り、特に若い世代は自分のキャリアや将来像に強い関心を持っています。

 

キャリア支援を研修で実施することも有効ですが、より多様なキャリアニーズに対応するため、社内で実施する1on1や、プロのキャリアカウンセリングでキャリア希望をヒアリングし、自社で叶えられるキャリアパスや成長機会に関する情報提供、支援を個別対応で行うことをお勧めします。1on1を人事や直属の上司が担当する場合、不用意な発言がモチベーション低下を招く可能性もあるため、社外のカウンセリングを取り入れることで、相談内容や情報提供の幅を広げ、より満足度の高いキャリア支援を実施できます。」

 

【調査概要】

調査名称:「新人研修に望むこと」に関するアンケート調査
調査対象:当社サービスに登録した20代求職者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年9月11日~11月3日
回答者数:133名

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