コンゴの偽善者
皆様、ジェイックの知見寺（ちけんじ）でございます。
来週から、上海ジェイックマイツの中国人社員が、新婚旅行で
イギリスに行きます。
イギリスのＥＵ離脱が多数派となりポンドが急落していたので、
この社員は、丁度良いタイミングだと思い、銀行へ両替に行きました。
ところが、両替をしてもらえませんでした。
イギリスの国民投票の結果が判明した直後から、多くの中国人が、
元をポンドに両替していたため、当局から両替の規制が
入っていたのです。
また、６月２３日のイギリス国民投票のまさに当日、
ロンドンのキングズクロス駅近くに建つ408室のホテル
「トラベロッジ・ロイヤル・スコット」を7030万ポンド（約96億円）で
買収する契約を結んだ香港企業があります。
私も、イギリス国民投票には関心をもっていましたが、残留する場合と
離脱する場合、それぞれ、どんなことが起き、
自分にどんな影響があるのか？
また、どんな行動を取ればよいのか？全く、考えていませんでした。
機をみるに敏な中国人を見習わないと、と実感しました。
さて、今回は、前回に引き続き、テラ・ルネッサンスの代表、
鬼丸さんのお話しをご紹介します。
（前回と同様に、以下は、私が意訳して文章化していますので、
鬼丸さんの話し通りではないことを、お断りしておきます。）
前回のメルマガで、今、世界に25万人の子ども兵がいることを
ご紹介しました。
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では、なぜ子ども兵がこんなにもいるのでしょうか？
結果には、必ず原因があります。
１．素直な子どもを兵器として使うため
２．武器が小型化したため
３．企業を含めた先進国との関係
コンゴ民主共和国（旧ザイール）は、「平和以外の全てがある」と
言われています。
20年以上も戦闘が続き、540万人もの方が死亡しています。
人口7000万人の国でです。
一番激しい時には19の国が軍隊を、コンゴに派遣します。
その国々を、先進国の企業や他の国の政府が支援をしています。
戦争の原因はひとつでありませんが、資源をめぐる争いは、
大きな要因のひとつです。
レアメタル、金、プラチナ、ダイヤ、etc。
では、その資源は誰が使っているのか？
僕らが使っているんです。
自分たちが使っているものに、その原因が含まれている。
そう知ったときに、足を踏みつけながら支援していると、気付きました。
偽善なんだ！
自分のやっていることがわからなくなりました。
だから、考えました。
何のために、支援をしているのか？
そして、
どこの国の資源を使っているかわからない商品を無関心で
買っているから、だめなんだ！
あなたは、愛する人に紛争の原因になっているダイヤモンドを
あげたいと思いますか。
紛争の原因になったダイヤモンドは、多くはイギリスに渡りました。
だから、イギリスの若者は考えました。
そして、キンバリーシステムという、紛争に関わっていない
ダイヤモンドであることを、認証する仕組みができあがる。
携帯電話には、紛争の原因になっているレアメタルが
以前は使われていましたが、今は、使われていません。
私は戦争している国の国債を買っている銀行に、
お金を預けていました。
問題が、ちょっとずつ含まれている。
私たちのささやかな変化、行動、が社会に変化をもたらすことができる。
私の変化こそが、必ず社会に変化をもたらすんだ。
微力ではあるが、無力ではない。
自分こそが問題の当事者なんだ。
僕らには選ぶことができる。
僕らには選択をすることができる。
未来を作る力が私たちにはある。
それを信じることができるなら、世界を変えることができる。
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鬼丸さんの指摘通り、物を買う時、サービスを受ける時、
その先に繋がっている問題など、全く考えもしませんでした。
またまた、猛省です。
