「こんな面白くない野球は初めて!」【知見メール128号】

「こんな面白くない野球は初めて!」

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます 。

 

 

先週の土曜日6月4日、東京ドームに野球を観にいきました。

 

巨人vs楽天戦です。

 

岩隈投手か、まーくんが投げるのを観たかったのですが、

先発はどちらでもなかったです。残念。。。

 

節電対策のためか、照明は間引かれていましたし、

エアコンも弱めに感じました。

 

一方、観客席は、3累側の一部内野席を除いて

ぎっしりの満員でした。

消費者心理も少し戻ってきているのかも知れません。

 

 

結果は、2対0でジャイアンツが勝ったのですが、

野球自体は貧打戦で、ちょっとつまらなかったですね。

 

エラーやエラーに判定されないミスが多く、

打撃は打撃で工夫が感じられず、がっかりしました。

 

一緒に行った妻が、

「こんなに面白くない野球は、はじめて」

と言っていました。

 

たまたまかも知れませんが、こんな内容の野球が続くと

観客がどんどん減ってしまうと思います。

 

(学生時代に野球をやっていましたので、辛口ですみません。)

 

 

 

さて、今回は、日経新聞でいつも私が注目している

スポーツ欄のコラムをご紹介します。

 

時折、朝刊にて、元サッカー日本代表の三浦和良選手が

「サッカー人として」と題して書いています。

 

私は、サッカー自体は良く分からないのですが、

プロとしてのあり方や、チームとしての捉え方など、

いつも参考になると感じています。

 

皆様も、お読みになったことがあるのではないでしょ うか?

 

 

先週の金曜日6月3日にも掲載があり、

感銘を受けましたので、一部ご紹介をします。

 

――――――――――――――――――――――――――

 

まとまろう、とはよくいわれる。

 

でも一人ひとりがプロであるはずの集団をまとめる数々の儀式は、

表向きのまとまりで終わることが多い。

 

仮に僕がみんなをカラオケに連れて行くとしよう。

 

その場では、「すごくチームワークが高まった」

と感じるほどにまとまるだろうね。

 

でも、それで勝てるなら苦労はしないよね。

 

 

こんなときでも何かを信じて、やるしかない。

個々人がクオリティーを上げるしかない。

 

例えば「(DF)の裏を取る」プレー。

 

(中略)

 

裏を狙うのか、回すべきか。

あるいは自らドリブルで抜くのか。

 

それは「誰か」が決めるのではなく、

選手が自分で決めるべきことだ。

 

なぜならボールを持つのは監督ではなく自分だからだ。

 

オシム元日本代表監督も言っていた。

「選手から判断の自由を奪うべきではない」

変えていくべきは一人ひとりの質なんだ。

 

これは僕自身もやらなくてはいけないことで、

僕は僕を高めるしかない。

 

(中略)

 

やるべきことをやるためにきついこともやり、もがく。

 

そこには必然的に苦しみが伴う。

でもこの苦しみは苦痛とはまた違う。

きついけれど楽しい・・・。僕の大好きなフレーズだ。

 

(中略)

 

僕らは逆に喜ぶべきなんだ。

サッカーで苦しめるということを。

 

――――――――――――――――――――――――――

 

三浦選手の年齢は、私の一つ下です。

彼の頑張っている姿をテレビで見ると、

いつも刺激を受けています。

 

ビジネスでは、

サッカーほど瞬時の判断を求められるわけではありません。

 

しかし、フィールド、つまり顧客や取引先と接する現場では、

常に選手、つまりは社員が自ら考え、判断することが不可欠です。

 

 

弊社では、

顧客に接することや顧客に提供するものを生み出すことは、

私ではなく、社員一人ひとりが行なっています。

 

実際、昨今の商品企画や開発は、

社員主導で企画が立ち上がることが増えています。

 

 

ドラッカーも「経営者の条件」のなかで次のように言っています。

 

「知識労働者は、自らをマネジメントしなければならない。

自らの仕事を業績や貢献に結びつけるべく、

すなわち成果をあげるべく自らをマネジメントしなければならない。」

 

 

また、「非営利組織の経営」では、

 

「自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである。

(中略)

したがってまず果たすべき責任は、

自らのために最高のものを引き出すことである。

人は自らがもつものでしか仕事はできない。」

 

 

「マネジメント エッセンシャル版」では、

 

「自己管理は強い動機づけをもたらす。

適当にこなすのではなく、最善を尽くす願望を起こさせる。」

「自己管理による目標管理こそ、マネジメントの哲学たるべきものである。」

 

と書かれています。

 

 

オシム元監督の言葉、

「選手から判断の自由を奪うべきではない」

これは、会社のNo.2として心に留めます。

 

 

そして、三浦選手の言葉、「僕は僕をたかめるしかない」

一社員としても、事業部のトップとしても、会社のNo.2としても、

自らなすべき貢献を明確にして、日々、実践を積み重ねたいと思います。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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