「最初が肝心」【知見メール77号】

「最初が肝心」

皆様、こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

 

弊社にも、4月1日から、新入社員が3名、入社してくれました。

 

フレッシュなメンバーが加わりますと、単純に組織に活気がでます。

また、この3名は毎朝8時前には出社して、8時半から会社の周りを

掃除しています。

 

弊社の社員が指示したわけではありません。

4月2、3日に参加させた弊社主催の新入社員研修で、

講師の田中徹先生から、次のように指導していただきました。

 

「皆さんは、まだ、何も会社に貢献する実力はありません。

でも、会社は、皆さんの先輩方が稼いでくれた利益から、

皆さんに給料を支払ってくれます。

 

ですから、まず、今の自分でできることを精一杯やってください。

今の皆さんでも、必ずできることは、挨拶と掃除です。

 

 

元気に、周りの人が明るくなる、気分が良くなるような、挨拶をしてください。

机の上、会社のフロアー、トイレ、会社の周りの道路、掃除しようと思えば、

掃除できるところは、いくらでもあります。」

 

きちんと指導していただいた徹先生に感謝ですが、

それを実践している新入社員3名もほめてあげたいと思います。

 

もし、同じ研修を入社して1年たったときに、受けたとしたら、

3名は同じように掃除をするでしょうか?

 

同じように掃除をするかもしれませんが、入社したばかりの

今のタイミングのほうが、より行動の変化に繋がりやすいと思います。

 

入社して3ヶ月くらいの間に何を教えるのか、何を身に付けさせるのかが、

新入社員のその後に相当影響を与えると思っています。

 

そんな考えから、弊社では入社して3ヶ月間、

毎週1冊本を読み、レポートを書かせています。

本は、会社から指定した課題本です。

 

人生についての考え方、ビジネスマンとして考え方について書かれたものや、

営業、人事、採用について書かれているものを12冊、選んで指定しています。

 

今の20代の方は、本を読まない、

あるいは、読むことが苦手な方が多いようです。

 

そこで、3ヶ月間、強制的に本を読んでもらうことで、苦手意識を取り去り、

本を読むことを当たり前にしてもらいます。

よく、成功したビジネスマンの方は、読書の習慣があるといわれますよね。

 

また、コミュニケーション能力が落ちているということも、よく言われます。

特に、文章力が落ちていると思います。

メールで書く文章も、ほぼ口語調ですから、

きちんと論理的に筋の通っている文章を書くことは苦手なようです。

 

書くことは、何度も修正ができますし、

あとに残りますので、トレーニングしやすいと思います。

書き言葉が良くなると、話し言葉も良くなると思います。

そこで、レポートを書くことを義務付けています。

 

さらには、誤字・脱字を徹底的に指摘します。

自分の出す書類にミスがあってはいけないこと。

それを防ぐためには、確認を十分にすること。

これらのことを、入社して早々に身をもって体験させ、気づかせます。

 

さほど費用もかからずにできる、効果的な研修だと思います。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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