「自分達のミッション」【知見メール91号】

「自分達のミッション」

皆様、こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。

 

 

前回に続きまして、弊社の幹部合宿についてご紹介いたします。

(前号をお読みになっていらっしゃらない方は、こちらをご覧ください。↓)

https://www.hr-doctor.com/news/management/chiken-mail/news-3251

 

二度死にかけた沢登りのあとディスカッションをして、夕食となりました。

(夕食も自分たちで作ります。食材は用意してくれていました。

メニューは、キムチ鍋。ここでも、役割や性格が出て面白かったです。)

 

夕食後の研修は、河原のそばにある建物

(といっても屋根があるだけですが・・・)で、

焚き火を囲みながら行いました。

 

まずは、ミッションの再検討を行いました。

(始まったのは夜8時。もう、真っ暗です。)

 

ミッションについて、丸山さんから質問がありました。

 

丸山さん 「御社のミッションは何ですか?」

A部長 「人と組織の可能性を、え~と、・・・」

丸山さん 「幹部社員がミッションを言えないんですか!」

 

丸山さん 「御社のミッションについてどう思いますか?」

B部長 「正直、腹落ちしていないです。

全体的には良いとは思うんですが、何かしっくりこないんです。」

 

丸山さん 「幹部がミッションについて、こんな状況では、

社員はもっとぶれぶれですよ。

ミッションは、会社にとって根幹となる存在意義ですよね。」

 

「ただ、この場でそのことを責めようと思っているわけでは

ありません。私が関わった企業のほとんどが、そんな感じす。

今日は、ここにいる10人全員が目指そうと思えるミッションを、

この場で作り上げて欲しいのです。」

 

 

このあと、弊社の社長が、会社の成り立ち、一度目の危機、

そこからの急成長、二度目の危機、幹部社員の離脱、などなど

誰も知らないことを話してくれました。

 

「自宅の二階のベランダでタバコを吸いながら、

来年はこの家に住んでいないかもしれないな・・・と思ったこともある。」

という話しもありました。

 

また、現在のミッションを作るきっかけや、どう考えたのか、

十数回以上書き直しをしていましたので、

どんな言葉からどんな言葉に変えたのかなど、詳細に話してもらいました。

 

その上で、メンバー全員でミッションについて、検討をしました。

 

検討を始めたのが、夜10時。

夜中3時になって、Cマネージャーの「私はもう頭が回りません・・・。」

の言葉で、初日が終了しました。

 

翌日は朝8時に始めて、全員が納得したミッションが完成したのは、

10時を回っていました。

 

時間は掛かりましたが、10人全員が「これだよね!」と

心の底から納得できるミッションができあがりました。

参加していた全員が、自分の口で部下に説明ができる

ミッションが完成しました。

 

その後は、3年後、1年後の全社のビジョンの作成、

会社が大切にしたい価値観であるバリューの検討を行い、

2日間の研修を終了しました。(夜の7時でした。)

 

終わったときには、本当にへとへとでした。

しかし、社長でも、誰でもない、自分が、自分達が作った

ものができあがったのです。

この充実感は何にも変えがたいものがあります。

 

ミッション・ビジョン・バリューなど、

会社の根幹となるものを決めること自体が大切なのですが、

それらを決めるプロセスが非常に重要であると、この合宿研修で学びました。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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