ストレングス・ファインダー®コーチングとは?メリットや効果、選び方を徹底解説

更新:2023/07/28

作成:2023/07/28

古庄 拓

古庄 拓

株式会社ジェイック執行役員

ストレングス・ファインダー®コーチングとは?メリットや効果、選び方を徹底解説

ストレングス・ファインダー®は、アメリカ最大の調査会社ギャラップ(Gallup)社の創業者であるドン・クリフトンが考案した資質(才能)発見と人材開発のプログラムです。

 

自分の資質(才能)に意識を向け、資質を活かすことで最大の能力を発揮できるようにするというもので、簡単にいうと「強みを活かして成果をあげる能力」を身に付けるためのプログラムです。

 

ストレングス・ファインダー®は、「さぁ才能に目覚めよう」という書籍で考え方やノウハウが説明されており独学することもできますが、認定資格を持ったプロにコーチングをしてもらうこともできます。

 

記事では、ストレングス・ファインダー®のコーチング内容や、具体的なプログラム例を紹介し、受講するメリットなどを紹介します。

<目次>

「ストレングスコーチ」とは?

ストレングス・ファインダー®のコーチングである「ストレングスコーチ」は、ストレングス・ファインダーの診断結果を踏まえて、強み活用のノウハウを盛り込んだコーチングを受けられるというプログラムです。

 

ストレングス・ファインダーを提供するギャラップ社が「ストレングスコーチ」という資格を認定しており、ストレングス・ファインダー®を用いた人材開発の指導を行う資格として公式に認めたものです。

 

ストレングスコーチになるためには、ギャラップ社による4.5日間のコースを受講し、また、コーチングの実践練習を積む必要があります。

 

ストレングスコーチは、ストレングス・ファインダー®の考え方や指導法を習得していますので、ストレングスファインダー®に基づく「自分の強みを活かす」ためのコーチングを受けることが出来ます。

ストレングスコーチの内容

認定コーチからストレングスコーチを受ける時には、初めにオリエンテーションを受け、自分の強みを知るためのテスト(ストレングス・ファインダー®)を受検します。

 

テストでは、「社交性」「達成欲」「共感性」など、34種類ある資質(才能)の中から自分の持つ資質を知ることができます。

 

資質とは、自分が持っている特徴的な行動や思考パターンであり、「強みの素」と呼べるものです。

 

ストレングス・ファインダーでは、資質を活かし、成果に結びつけられるようになった状態を「強み」と呼びます。

 

診断結果で自分の資質を知ったあと、コーチングを通じて、自分の才能を理解し、才能を使って成果を出す方法、目標を達成する方法、障害や短所、弱みを克服する方法、強みをもとに人間関係を変える方法などを学びます。

 

さらに、チームビルディングやコミュニケーションに関して課題を解決する方法を学ぶこともできます。

 

チームメンバーが各自の才能を見つけ、開発して、活用する方法やチームのエンゲージメントや生産性を改善する方法などを学ぶことができます。

ストレングス・ファインダー®コーチングのメリット

ストレングス・ファインダー®コーチングを受けるメリットには以下のようなものがあります。

書籍よりも効率的に習得できる

コーチングには、書籍よりも効率的にノウハウを習得できるというメリットがあります。

 

書籍はわかりやすく書かれていますが、自分で読んで独自に理解するので間違った理解をしてしまってもわかりません。また、自分で理解できないポイントも出てくるかもしれません。

 

コーチングでは不明点があれば聞くことできますし、双方向のコミュニケーションで理解が深まります。

 

資格を保有する認定コーチはストレングスファインダー®の考え方を深く理解しており、資料も整っているため効率的に習得できます。

 

さらに、例えば、「上位5つの資質が組み合わさることでどんな特徴になるか?」といったことは、書籍にはすべて書ききれないため紹介されていませんが、コーチングであれば自分のためにレクチャーしてくれますので、こうしたポイントも習得することができます。

より効果的な活用法を教えてもらえる

コーチングでは、より効果的な活用法を習得できます。ギャラップ社では、常に強み活用のノウハウをアップデートしています。

 

だからこそギャラップ社認定のコーチによる指導では、実証された最新のノウハウを教えてもらえます。

 

また、ストレングスファインダー®は、実践で活かすことが大事です。考え方を知ったとしても、仕事や生活に活用できないと意味がありません。

 

自分の立場や状況に応じて活かす方法は書籍では理解できないかもしれませんが、コーチングでは実践で活かす方法を自身の状況に応じて教えてもらえます。

自分では気づかないポイントに気づける

コーチングを受ければ、自分では気づかないポイントを知ることができます。

 

認定コーチは、数多くの研修で受検者の話を聞き、個人やチームの受講者へのコーチングで才能を引き出してきた専門家です。

 

これまでに多くの人を見てきているので、客観的で的確なアドバイスや気づきを生み出す質問をもらえるでしょう。

 
自分だけでは強みや弱みに関して気づかないことも多いですが、コーチングによって自分では気づかない点も指摘してもらえますし、克服する気づきも得られます。

モチベーションを維持できる

コーチングを受けることはモチベーションの維持がしやすいというメリットがあります。

 

書籍を読むだけでは一方通行になってしまい、行動を継続することは難しいかもしれません。また、読んだだけでわかった気になるおそれもあります。

 

しかし、コーチングであればスケジュールの設定なども行ってもらえますし、定期的にコーチングを受ける場があることが、「次のコーチングまでにこれを実行する」といったことを決めて、しっかりと前に進んでいくことが出来ます。

ストレングス・ファインダー®のコーチングがおすすめな人

ストレングス・ファインダー®のコーチングは、次のような方におすすめです。

  • 『ストレングス・ファインダー®』を受けたがやり方がわからない
  • 生産性を高めたい
  • 強みを活かして成果をあげたい
  • 強みを活かした組織づくりがしたい
  • リーダーシップを発揮したい

ストレングス・ファインダー®の書籍だけではやり方がわからない場合には、コーチングを利用することできちんと理解することができます。

 

ストレングス・ファインダー®のコーチングでは、自分の資質や課題を知るとともに、活用法を効率的に知ることができ、生産性や自己肯定感を高めることができます。

 

そして、自分が達成したい目標を、強みを活かして達成する方法が学べます。

 

さらに、ストレングス・ファインダー®のコーチングで、強みを活かしたマネジメントについても学べるでしょう。

 

組織におけるチームづくりやリーダーシップについても身に付けることもできますので、企業でリーダーシップやマネジメントが求められる人にもおすすめです。

ストレングス・ファインダー®のコーチングの選び方

ストレングス・ファインダー®のコーチングを提供している会社はいくつもあります。そのなかから会社を選ぶポイントはどのような点か、解説していきましょう。

ギャラップ社の資格を取得しているか?

ストレングス・ファインダー®のコーチングを行っている会社を選ぶときには、ギャラップ社の認定資格を取得しているかをまず確認しましょう。

 

認定コーチは、実証済みの強みに基づく人材開発戦略を学び、ギャラップ認定ストレングスコーチになるための高度なトレーニングを修了しています。

 

独学で学んだコーチと比べて、信頼できる知識と経験があります。

実績が豊富か?

コーチを選ぶうえでは、実績の豊富さや対象も確認するとよいでしょう。

 

やはりコーチングの経験が豊富であること、また、できれば自分が相談したい分野においての見識や実績がしっかりあることが望ましいでしょう。

 

Webサイトなどに実績が豊富に書かれているか、受講した人に対してのインタビューなどがあるかなどを確認しましょう。

相性が合いそうか?

コーチングは、1対多のグループコーチングもありますが、1対1での実施が基本となります。従って、コーチとの相性は大切です。

 

これは直感的な部分になりますが、自分自身とコーチの相性が合うかはコーチを選ぶ上では、ぜひ大事にしてください。

 

提供プログラムとして、最初の1回をある程度格安で試せるなどであれば、何人か試してみて、最も相性がよい人にお願いすることがお勧めです。

ジェイックのストレングス・ファインダー®研修

HRドクターを運営する研修会社ジェイックには、認定資格を持ったストレングス・コーチが複数在籍しており、ストレングス・ファインダー®研修を提供しています。

 

個別のコーチングではありませんが、場合によっては、ストレングス・ファインダー研修+一部メンバーへのストレングス・コーチングの提供といった組み合わせも可能です。

ストレングス・ファインダー®研修の特徴

株式会社ジェイックは、長年社員研修事業を提供し、多くの企業、ビジネスパーソンを対象に研修を提供してきました。

 

「7つの習慣®」やデールカーネギーなど、リーダーシップやコミュニケーション分野の研修を得意としており、ストレングス・ファインダーとも非常に相性がよい事業内容です。

 

ジェイックのストレングス・ファインダー®研修はこうした研修ノウハウを踏まえて、ギャラップ認定ストレングスコーチの資格を取得した講師が開発しています。

 

講師陣は基本的には正社員のみとなっており、品質の高さから高いリピート率を誇り、講師への指名なども多くあります。

 

また、ジェイックでは、自社の社員教育やマネジメントにもストレングス・ファインダー®を活用しており、活用するときの注意点やチームへの活かし方など自社ならではのノウハウを蓄積しています。

ストレングス・ファインダー®研修のプログラム例

ジェイックの「ストレングス・ファインダー®研修」2日間のプログラムは以下のような内容です。

 

1日目は、まずは「強みを活かす」とはどういうことかを説明します。自分を理解して強みを活かしている人のモチベーションの源泉などを、演習を通して学びます。

 

次に、ストレングス・ファインダー®について詳しく解説。才能と強みの意味、才能を開花させるためのステップなどを学びます。

 

2日目は、診断結果から自分と同僚の才能を知り、参加者同士の交流・演習を通して自己理解・他者理解を深めていきます。

 

実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力の4つのカテゴリーを活かした、仕事の成果の出し方を学びます。成果を出すための今後の目標設定方法も身に着けます。

まとめ

ここまで、ストレングス・ファインダー®コーチングについて紹介しました。コーチングでは、書籍だけでは得られないノウハウを得ることができますし、様々なメリットがあります。

 

ストレングス・ファインダー®コーチングでは、自分の資質(才能)を知るだけでなく、資質を実際に活用して自分が達成したい目標に向かう、また課題を解決するヒントが得られるでしょう。

 

強みを活かすことは、成果をもたらすと同時に、自己肯定感の上昇や自信の獲得にも繋がります。

 

なお、ストレングス・ファインダー®コーチングは、基本的には1対1での提供が中心となりますが、ストレングスファインダー®の考え方を組織に導入したいという場合には、HRドクターを運営する研修会社ジェイックでは、ストレングス・ファインダー®研修を提供しています。

 

ストレングス・ファインダー®研修について知りたい方は、以下より詳細をご覧ください。

著者情報

古庄 拓

株式会社ジェイック執行役員

古庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採用支援からキャリアを開始。その後、マーケティング、自社採用、経営企画、社員研修の商品企画、採用後のオンボーディング支援、大学キャリアセンターとの連携、リーダー研修事業、新卒採用事業など、複数のサービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。専門は新卒および中途採用、マーケティング、学習理論

著書、登壇セミナー

・Inside Sales Conference「オンライン時代に売上を伸ばす。新規開拓を加速する体制づくり」など

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