刺激と反応の間にはスペースがある【人を残すvol.137】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

刺激と反応の間にはスペースがある

ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

9月になりましたが、今週も暑い日が続きます。
体調管理には、十分お気を付けください。

さて、先日、親族の通夜に参列するため、山梨市に行きました。
その帰りに、特急かいじに乗車したときの出来事を、今回はご紹介します。

甲府駅始発・新宿駅行きの特急列車でしたが、私は山梨市駅から乗車しました。
私の後ろの席に、既に男性がひとり座っていました。

この特急は、指定席の予約があると、座席の上のランプが緑色になり
予約をもっていないと赤色のランプがつきます。

後ろの男性の席は、赤色のランプでしたので、予約を持っていないんだなと
思っていました。

座ってしばらくすると、車掌が検札にきて、赤いランプの下に座っている方々に
声をかけていきます。
私の後ろの男性にも、声をかけていましたが、この男性の「大月」という声が
聞こえてきました。(大月駅は、山梨市駅よりも新宿よりです。)

とっさに、「えー、山梨市より前から乗っているじゃん!」と頭に浮かびました。
電車賃ごまかそうとしている!!と思ったら、気持ちがムカムカしてきました。

ひと言、この男性か車掌に言った方が良いかと考えているうちに
車掌は次の車両へと進んでしまいました。

どうしたものかと悩んでいましたが、何か行動を起こすなら、冷静に場合分けを
しようと思い、考えてみました。

何か言うか、言わないか?
言うなら、誰に言うのか?
言うなら、どう話すのか?

少し考えていくうちに、乗車駅を大月と答えたのだとして
降車駅名は聞こえてこなかったと、気付きました。
そこで、そもそもこの列車はどこを走っているのかと思い
Google マップで検索してみると、まだ、大月駅の手前を走っていました。

そうなんです。
男性が大月と答えたのは、乗車駅ではなく、降車駅でした。
私には、乗車駅名が聞こえていなかったのです。

事実、この男性は、大月駅で降りていきました。

「思い込みととっさの感情で、言動を起こさなくて良かった~あ」
と、心底思いました。

私が、何度も何度も繰り返し読んでいる『7つの習慣』には、以下のフレーズが
書かれています。

「刺激と反応の間にはスペースがある」

ある刺激に対して、自らの反応を自ら選択する。
これを、『7つの習慣』の中では「主体性」と定義しています。

最近、『7つの習慣』を読んでいなかったので、再読しようと思いました。

もし、『7つの習慣』を読まれていませんでしたら、マンガ版や子供向けに
書かれている書籍もありますので、何か1冊読まれることをお薦めします。

お薦めのお店は、東京・池ノ上にあるイタリアン「PepeRosso」
今井シェフの料理が抜群です!

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今回の執筆者:「知見寺直樹」
(株式会社ジェイック 取締役)

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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