25卒採用活動、約6割の企業が、24卒採用に比べて「選考開始時期を早期化」【調査結果】

更新:2023/12/05

作成:2023/12/05

HRドクターと新卒学生の特性マッチング求人サイト「Future Finder 🄬」を運営する株式会社ジェイックが人事責任者・担当者に対して行った「25卒採用活動に関するアンケート」調査結果を公開します(有効回答:132件、調査日2023年10月30日-2023年11月9日)

 

今回「25卒採用活動のスケジュール」について調査したところ、3月1日の広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数、約6割の企業が24卒採用に比べて「選考開始時期を早期化」するという結果になりました。

 

<目次>

採用広報解禁となる3月1日以前に「内定出し開始予定」の企業が約半数

「内定出し(内々定含む)の開始時期」は、「2023年5月以前」が3.8%、「2023年6~9月」が4.5%、「2023年10~12月」が14.4%、「2024年1~2月」が22.7%、「2024年3~5月」が45.5%、「2024年6月以降」が9.1%となり、25卒の採用広報の解禁となる2024年3月より前に内定出しを開始する(予定である)と回答した企業は合わせて45.5%となりました。

 

25卒新卒採用の内定出し開始時期

採用広報解禁の3月1日以前に「採用選考開始予定」企業は約6割 (59.8%)

「25卒の採用活動における採用選考(本選考)の開始時期」は、「2023年5月以前」が1.5%、「2023年6~9月が3.8%、「2023年10~12月」が23.5%、「2024年1~2月」が31.1%、「2024年3~5月」34.8%、「2024年6月以降」が5.3%となりました。就活広報の解禁となる2024年3月以前に「採用選考(本選考)を開始する(予定である)」と回答した企業は合わせて59.8%となりました。

 

25卒採用選考(本選考)の開始時期

約6割(58.3%)が24卒と比べて「採用選考の開始時期を早期化」

「24卒と比較した25卒採用選考の開始時期」について質問したところ、「24卒より早めた(早める予定)」が58.3%、「変更していない(変更予定はない)」が39.4%、「24卒より遅くした(遅くする予定)」が2.3%となりました。

 

25卒新卒採用と24卒新卒採用の時期比較

7割以上(72.0%)の企業が「新卒採用の実施期間が長期化の傾向」

「近年、貴社の新卒採用の実施期間は、どのような傾向がありますか」と質問したところ、「長期化の傾向にある」が72.0%、「実施期間に変化はない」が22.7%、「短期化の傾向にある」が5.3%となりました。

 

25卒新卒採用の実施期間の変化

新卒採用の早期化・長期化傾向について

調査結果について、新卒ダイレクトリクルーティングサービス「FutureFinder」の事業責任者であるジェイック佐藤は次のように述べています。

 

「広報解禁日である3月1日より前に採用選考を開始する企業が約6割、内定出しを開始する企業が約5割、また24卒に比べて採用選考が早期化している企業が約6割、採用活動の実施期間が長期化している企業が約7割という結果になり、新卒採用が早期化・長期化している現状が伺えました。

 

株式会社リクルートの調査結果によると、24年卒の大卒求人倍率は1.71倍となり、2年連続で上昇しました*。新卒採用の激化により、予定通りに新卒採用が進まない企業も多数あることが、選考開始時期の早期化に繋がっていると言えます。

 

一方で、留学や公務員試験などにより、4年生以降に就職活動をスタートする学生も一定数存在します。こういった学生の就職活動時期の分散も、就職・採用活動の長期化につながっていることが考えられます。

 

特に中小企業においては、採用活動の早期化や長期化は、担当者の業務量、採用コストの増加に繋がります。新卒採用を成功させるためには、早い時期から自社の事業内容や強みなどの情報を積極的に発信すること、採用直結型インターンシップの導入など採用方法を見直し、自社の望むスケジュールで採用活動を完了させる工夫をすることが必要になると言えます。」

*株式会社リクルート公表:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2024年卒)」

調査概要

調査名称:25卒採用活動に関するアンケート
調査対象:上場および非上場企業の人事責任者・担当者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
提出数 :有効回答132件
調査期間:2023年10月30日-2023年11月9日

新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder®」

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