25卒学生に「若手社員のうちに積みたい経験と得たいスキル」を調査

更新:2024/02/29

作成:2024/02/29

HRドクターと新卒学生の特性マッチング求人サイト「Future Finder 🄬」を運営する株式会社ジェイックが「2025年卒業学生が若手社員のうちに積みたい経験と得たいスキル」に関するアンケート調査結果を公開いたします。(回答者数:119名、調査日2023年12月12日-2024年1月30日)

<目次>

若手社員のうちに積みたい経験

「若手社員(入社3年以内)のうちに、仕事でどんな経験を積みたいですか? 次の2つのうち、あなたの考えにより近いほうを選んでください」という質問に関して、「成功/失敗体験」「職種」「人付き合い」「部下」の4つのテーマで尋ねたところ、下記のような結果となりました。

 

成功 or 失敗体験|8割以上が「成功体験を積みたい」

「成功体験を積みたい」85.7%、「失敗体験を積みたい」が14.3%となり、全体の8割以上が「成功体験を積みたい」という結果となりました。

 

 

職種|「1つの職種の専門性を磨きたい」「様々な職種を経験したい」がほぼ同数

「1つの職種の専門性を磨きたい」が52.9%、「様々な職種を経験したい」が47.1%となり、約半数ずつに分かれた結果となりました。

 

 

人付き合い|約8割が「社内外問わず、多くの人と関わりたい」

「社内外問わず、多くの人と関わりたい」が76.5%、「限定された人と、仕事を進めたい」が23.5%となり、全体の約8割が「社内外問わず、多くの人と関わりたい」という結果となりました。

 

 

部下|約8割が「部下や後輩の指導をしてみたい」

「部下や後輩の指導をしてみたい」が79.8%、「部下や後輩は持ちたくない」が20.2%となり、全体の8割が「部下や後輩の指導をしてみたい」という結果となりました。

 

 

若手社員のうちに得たいスキル

必ず得たいスキル|「ある/どちらかといえばある」が8割強

「若手社員(目安:入社3年以内)のうちに、必ず得たいスキルはありますか?」と質問したところ、「どちらかといえばある」が47.0%、「ある」が37.0%、「どちらかといえばない」が 10.1%、「ない」が5.9%となり、全体の約8割以上(84.0%)がスキルの習得に関心がある結果となりました。

 

 

入社3年以内に必ず習得したいスキル|1位「専門スキル(営業、経理、IT等)」

「入社3年以内に必ず習得したいスキルとして、当てはまるものを2つ選択してください」と質問したところ、「専門スキル(営業、経理、IT等)」が最多の47.9%、「社会人基礎力(ビジネスマナーや目標達成、タイムマネジメントスキルなど)」が45.4%、「コミュニケーションスキル」が41.2%、「マネジメントスキル(部下育成、計画や進捗の管理など)」が20.2%となり、全体の約半数が「専門スキル」「社会人基礎力」に関心がある結果となりました。

 

 

上記を回答した理由(自由記述)

 

専門スキル(営業、経理、IT等)
・専門性で人材的な希少価値を高めたいから。
・転職に有利になると考えるため。キャリアアップしていきたいから。
・ゆくゆくはマネジメント職に就きたいが、そのためには事業分野の専門スキルがある程度必要だと思うから。

 

社会人基礎力(ビジネスマナーや目標達成、タイムマネジメントスキルなど)
・社会人として生きていくにあたり必ず必要だと思うから
・どのような部署に行ったとしても基礎的なマナーは必須であると感じるため。
・早い段階で身につけることで今後のキャリアに活かせるのではないかと思った。

 

コミュニケーションスキル
・人間として成長したいから、自立できる力をつけたいから。
・仕事をしていくうえで必須スキルかつ足りていないと感じたから。
・特に必要だと思うから。

 

マネジメントスキル(部下育成、計画や進捗の管理など)
・出世の基盤となり得る基礎的な能力だから。
・役職に就きたいから。
・どのような業界で働くことになっても必要になることであるため。

 

調査結果について

調査結果について、8年以上新卒採用支援に携わる、Future Finderメディア事業部長の佐藤は次のように述べています。

 

「『若手社員のうちに積みたい経験』について、経験職種については『1つの専門性を磨きたい』と『様々な職種を経験したい』がほぼ同数の結果となりました。ジョブ型雇用の認識も広がり、昨今の若手社員はスキル向上を重視するという傾向もありますが、今回の結果からは、学生の段階ではキャリア形成の意識が多様であることがうかがえました。企業側はこれを念頭に、内定者フォローや入社後の配属決定のタイミングで、新入社員一人ひとりの意向を随時確認しながら配属等を考えること、また配属後は、1年目からキャリアカウンセリングの機会を設け、本人の希望を丁寧に確認しながら新たな仕事を任せてみることが、若手社員の育成や定着につながると言えるでしょう。またこういった施策は採用広報でも役立てることが可能です。

 

『成功/失敗体験』については、8割以上が「成功体験を積みたい」という結果となりました。昭和時代のマネジメントでは、「技術は盗むもの/見て覚えろ」という考え方が一般的でしたが、現在の若手社員は、「生産性高く働きたい/避けられる失敗はしたくない」と考えます。そのため、上司や管理職は部下に対し、「とりあえずやってみて」といった指導は控え、事前に業務の進め方や成功させるポイント・業務の意味を丁寧に伝える、部下に適宜報連相してもらう、うまくいった点はその都度褒めるといった関わりができるとよいでしょう。

 

『入社3年以内に習得したいスキル』については、専門スキル/社会人基礎力/コミュニケーション力の回答が4割台の結果となり、1つの会社に長く勤める終身雇用の考え方が薄まりつつある中で、入社3年以内に汎用性や専門性の高いスキルや知識を身に付けたいという考えが見受けられました。企業は、若手社員に対し、OJTや研修で基本的なビジネスマナーなどの社会人基礎力やコミュニケーション力を磨く機会を与えつつ、専門スキルを身に付けられる業務を任せたり、個々の社員が求めるスキル取得に応えるための研修や学習の機会を充実させたりすることが、求められていると言えます。」

 

調査概要

調査名称:「2025年卒業学生が若手社員のうちに積みたい経験と得たいスキル」に関するアンケート
調査対象:当社サービス「Future Finder®」登録した2025年卒学生
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年12月12日~2024年1月30日
回答者数:119名

新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder®」

企業と学生との“特性マッチング”を行う就職支援(採用支援)サイトです。心理統計学を活用した診断エンジンを用いて、企業は自社で定着・活躍可能性の高い学生を探し出すことができ、学生は特性検査の結果をもとに、自分の特性が活かせる社風の会社組織・職(仕事)を知ることができます。ダイレクトリクルーティングと求人メディアの2つの特徴を併せ持つサービスとなっています。

関連サービス資料を
ダウンロードする

FutureFinderLIVE(オンライン採用イベント)...
FutureFinderLIVE(オンライン採用イベント)...

...

⼤カテゴリ:

中カテゴリ:

関連記事

  • HRドクターについて

    HRドクターについて 採用×教育チャンネル 【採用】と【社員教育】のお役立ち情報と情報を発信します。
  • 運営企業

  • 採用と社員教育のお役立ち資料

  • ジェイックの提供サービス

pagetop