新型コロナは、ピンチだけ？
ジェイックの知見寺（ちけんじ）でございます。
前回、このメルマガをお送りしてから1か月、新型コロナウィルスの
感染が止まりません。
1か月前の罹患者は、ほぼクルーズ船の乗客でしたが、今は、市中感染が
拡大しています。
政府がいろんな対策を打ち出していますが、その中で、企業向けの助成金が
いくつか発表されています。
既にご存じかと思いますが、以下、ご案内させていただきます。
１）生産・売上げがダウンして、従業員を休ませる場合の助成金
２）小学校などの臨時休校に伴う保護者の休暇取得の助成金
３）テレワークを推進するための助成金
４）休暇の取得促進の助成金
政府ＨＰのＱ＆Ａは、以下のURLをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html
さて、今回は新型コロナウィルス感染拡大で起きていることから
考えてみたいと思います。
多くの人が集まる場の中止・延期が相次いでいます。
東京ビックサイトで開かれる予定であった大規模フェア、小規模でも
セミナーが相次いで中止になっています。
また、３月1日から２０２１年卒新卒採用の会社説明会解禁と
なりましたが、会社説明会を中止している企業が大手を中心に
数多くあります。
一方で、会社説明会をWeb説明会へ振り替える企業も急増しています。
説明会だけでなく、個別の面接をWeb面接に振り替える企業もあります。
元々、アメリカでは国のサイズという要因もあり、電話面接やWeb面接は
当たり前のこととして行われていました。
日本の採用シーンでは、なかなかWeb説明会やWeb面接が広がっていませんでしたが
これを機会に、一気に導入が進むでしょう。
学生目線で見ると、リアルの会社説明会ですと、通常1日１社
時間帯をうまく合わせて２社くらいしか行けないところ、Web説明会であれば
３，４社受けることが可能になります。
ということは、昨年対比でみると会社説明会への参加学生数を伸ばす
チャンスでもあります。
ただ、リアルとWebの違いを理解し、Webを活用した場合のメリット・デメリットを
踏まえたうえで、新たなノウハウを取り入れる必要がでてきます。
例えば、わかりやすいのは、会社説明会開催の時間帯です。
移動時間がありませんので、説明会と説明会の間は30分くらいあれば十分です。
他社が多く開催している時間帯を避け、また、リアルよりも短い時間での開催を
検討することになります。
学生向けには、既に「評価されるWeb面接の受け方」のようなノウハウが
出回っています。
ここまで新卒採用について述べましたが、いろんなところで
新たな動きが発生すると思われます。
みなさんの事業で、この機会に
大きく変化すると思われることは、どんなことがありますか？
あるいは、この機会を活かす手段は何かありませんか？
ワタミさんが、臨時休校の支援として、お弁当を無料で
配布すると発表しました。（送料200円/食は負担）
この発表から、２日間で延べ400万件を超える問い合わせがあり
予定数量の50万食に達し、募集を締め切りました。
これで、ワタミさんの宅配弁当の認知は一気に高まったことでしょう。
よく言われることではありますが
「ピンチをチャンスに変える」
そんな視点で、社員の皆さんとディスカッションしてみては如何でしょうか？
お薦めのお店は、ローマにあるレストラン「Matricianella」
ローマの郷土料理が楽しめます
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187791-d793210-Reviews-Matricianella-Rome_Lazio.html
