マイクロラーニング【ザ・現場ギャップvol.64】

更新:2023/07/10

作成:2019/09/04

東宮 美樹

東宮 美樹

株式会社ジェイック 執行役員

マイクロラーニング

お世話になっております。

HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて

取締役 兼 教育事業部長を務めます

東宮美樹と申します。

 

 

 

 

今回は「マイクロラーニング」について

お話できればと思います。

 

「E-Learning」 という学習スタイルが

企業の間でも浸透し始めてから

まだ間もないですが

 

今、時代は「マイクロラーニング」という

ワードが人材育成業界を賑わせ始めています。

 

 

既にご存知かもしれませんが

マイクロラーニングとは、これまでの

動画やWebコンテンツなどを利用した

「E-Learning」から派生している学習スタイルで

 

これまでは、1コンテンツ視聴するのに

30分~60分ほどかかっていたものを

1~10分ほどで気軽に視聴できるように

形式を変えた学習スタイルを指します。

 

 

もちろん、どちらも一般的な研修やセミナーと違って

視聴するタイミングは個人に委ねられ

受講者側からすると、好きな時に視聴・受講できる

というメリットがありましたが

 

従来の視聴時間では、結局30~60分と時間を確保し

パソコンの前に座りこんで受講する必要がありました。

 

しかし、「マイクロラーニング」では

一回の学習は5分程度で完了するため

気軽に取り組みやすく、通勤時間中などの

ちょっとした時間でもスマホ一つでサクっと学べる

というメリットがあります。

 

見終わった後の再視聴も気軽にできるので

復習などもしやすい、という特徴があります。

 

 

また、これから入社してくる「ミレニアル世代」は

まさにPC・スマホに慣れ親しんだ世代ですので

その世代にとっては、取組みやすい学習スタイルである

とも言えるでしょう。

 

 

一方、デメリットももちろんあります。

例えば、学習時間が短時間のため

大量な専門知識の習得が求められる

資格勉強などは、時間的観点から

あまり適していないでしょう。

 

 

とはいえ、マイクロラーニングは

現場や実地トレーニングとの連携ができると

より一層学びの質を高め、学習効果を増すツールです。

 

そのような意味では、活用方法に

まだまだ広がりを感じるコンテンツとも言えます。

 

ぜひ選択肢の一つとして

ご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

今週はここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

来週もよろしくお願いいたします。

 

 

著者情報

東宮 美樹

株式会社ジェイック 執行役員

東宮 美樹

筑波大学第一学群社会学類を卒業後、ハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。

著書、登壇セミナー

・新入社員の特徴と育成ポイント
・ニューノーマルで迎える21卒に備える! 明暗分かれた20卒育成の成功/失敗談~
・コロナ禍で就職を決めた21卒の受け入れ&育成ポイント
・ゆとり世代の特徴と育成ポイント
・新人の特徴と育成のポイント 主体性を持った新人を育てる新時代の学ばせ方
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