メッセージ
お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
今月16日、元日本マイクロソフトで
執行役員をされていた越川慎司さんの
講演会を、弊社で開催しました。
当日は100名を超える
経営者・役員の方々にご参加いただき
無事、大盛況で終わることができました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
越川さんは現在
企業の「業務効率化」や「生産性向上」を
支援する会社の代表を務めていらっしゃり
講演や研修、コンサルティング活動をする傍ら
「働きアリからの脱出」(集英社 2018/12)
「超・時短術」(日経BP 2019/8)
「新しい働き方」(講談社 2016/11)
といったベストセラー書籍も執筆されている
今、とても人気な先生です。
当日の講演会では、そんな越川さんに
様々なデータに基づいたお話をしていただき
講演会は非常に素晴らしいものに
していただいたのですが
その中でも特に、越川さんが
「生産性向上」の支援をするようになった
ルーツともいえるお話が
とても印象に残っているので
今回は、そのお話をご共有できればと思います。
越川さんは、講演会の中で
以下のようなお話をしてくださいました。
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今、私(越川)は
会社の経営者として働いていますが
私はこれまでのビジネス人生で
今の会社も含めて
4つの会社を渡り歩いてきました。
そんなビジネス人生の中で
私はストレスのあまり
精神疾患にかかっていた時期がありました。
それだけ、色々な会社で
色々な経験をしてきました。
ある会社でのことです。
その日は、朝から大きな台風が迫っており
当時私は、会社に出勤するかどうか
迷っていました。
ですが、確認したところ
会社は開いているようだったので
出社しようと意を決して
会社に向かうことにしました。
その会社は普段、家から電車に乗って
40分程度で着くような距離にありましたが
その日は、あまりの天候の荒れっぷりに
会社についたのはなんと
家を出て4時間後のことでした。
そんな、ようやくの思いで
へとへとになりながら会社に着くと
先に会社に着き、私を待っていた
上司が、私に一言だけ告げました。
「よし。帰っていいぞ」
つまり、私はその日
「会社への忠誠心」を図られていたのでした。
「ひどい」と思われるかもしれませんが
時代が時代、ということもあり
そんな会社で働いていたこともありました。
また別の会社での話です。
そちらの会社では
大きなPJを持たせてもらい
自分の判断と責任を元に
仕事をさせてもらっていました。
そのため、もちろん仕事に対しても
やりがいを強く持っていましたし
仕事は大変ながらも、とても楽しく
毎日毎日仕事のことを考え
泊まり込みで働く日々が続きました。
それでも、仕事が楽しくて
気にも留めていませんでした。
そしてある日、靴が
上手に履けなくなりました。
先輩に言われて病院に行くと
医者からは「躁うつ病」だと言われました。
精神疾患にかかったのは
楽しく働いていた会社でのことだったのです。
だから、私は
長時間労働には絶対反対です。
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そんなお話を
越川さんにお話しいただきました。
そして、そのお話の後に
越川さんは続けます。
働き方改革を成功させる秘訣は
『早く帰れ』ではなく
『あなたは大切な人材だから
早く帰って休んでほしい』
というメッセージが
言えるかどうかである、と。
改めて、私自身も
しっかりとメッセージを伝えられているかどうか
考えてみようと思いました。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。
